敦賀ロータリークラブ

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米山奨学金について

◇役割◇

日本では、政府奨学金を受けている国費留学生及び外国政府派遣留学生は10%前後で、残りの90%が私費留学生であるが、諸外国に比べて民間の奨学制度がまだまだ遅れており、米山奨学金は、民間における本格的奨学事業としては最大のものである。

2006学年度までの累計で、支給対象は106カ国、133,322人に及んでいるが、特にアジア諸国が最も必要としている学問的・技術的指導者の養成に米山奨学事業が果たしている役割は高く評価されている。

◇特質◇

米山奨学金は、ロータリー財団の奨学金や政府奨学金のように学費や生活費の全てを保証するものではなく、私費留学生の費用の一部を補助する主旨のものである。

留学生の多くは国元からの送金にも限度があり、米山奨学金が彼らの大きな支えになっているものの、物価高で生活のしにくい日本での留学には大きな苦労を伴い、なお相当な時間をアルバイトに割かねばならぬのが実情である。

幸いにして、この事業に対する全国ロータリアンの関心は年とともに高まり、制度的な充実に加え、財政的な基盤も以前に比べて著しく強化されてきたので、さらに一層の拡大展開が強く期待されている。

ただし、米山奨学金の使命は金銭的援助だけではない。留学生のほとんどが、言語も風俗も習慣も違う異国で生活苦と戦いながら、我々の想像以上に孤独な思いをして勉学を続けており、多くの留学生が、日本人の中に心の友を求め、日本人の生活や家庭をもっと多く知りたがっている。

この意味において、全国ロータリアンの友愛に支えられ、世話クラブのロータリアンがカウンセラーとなり、個人的接触によって彼らに常に対話と親睦の機会を与え、ロータリーを通じてよりよく日本を理解せしめようとする米山奨学事業は、留学生にとって誠に貴重な制度をなっている。

また、留学生は一方的に日本で学ぶだけではなくて、文化交流の担い手として、われわれ日本人自身が外国を理解し、外国人の民族性や、なまの対日感情を理解するチャンスを提供する得難い施設でもある。

このような観点に立つとき、とかく放置されがちな私費留学生に、より幅広くより手厚く援助の手を差し伸べて、相互理解の芽を温かく育てるために米山奨学事業を一段と推進するわれわれの任務というべきである。



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